総合病院に転職しようかどうか迷っている。。。
当サイトの記事では、そんな悩みのある方に向けて、総合病院の看護師の仕事内容について、わかりやすく解説していきたいと思います。
こんにちわ!ナスメン君です!
転職サイトを利用したことがある現役看護師男性であるナスメン君が、既卒看護師の方に向けて、転職サイトの活用方法、看護師の仕事内容について、わかりやすく解説することを目的としたサイトを運営しています。
この記事を書いているひと
こんにちわ!ナスメン君です!
看護師・保健師の国家資格を保有しており、現在も現役看護師をしている働いている男性看護師です。
当サイトでは、『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安!』と思っている方や、『もっと、今よりもよい職場で働きたい。』と思っている方向けに、いまよりも自分らしく働く方法について解説しています!
実際に、僕は転職経験者ですが、転職して人生の幸福度は上がりました。ぜひ、転職を検討している方は、参考にしてみてください。
今回の記事は、総合病院の看護師の仕事内容について、現場で働いているナスメン君がわかりやすく解説していきます。
総合病院とは?
総合病院とは、単一の診療科だけではなく様々な診療科が総合的に診療をできる病院のことをいいます。
以前は(医療法改正前)は、病床数100床以上で主要な診療科(内科、外科、産婦人科、眼科、耳鼻の5科)を含む病院のことを総合病院といわれていたが現在は、そういった枠組みはなくなっています。
まぁ、法律は覚えなくて問題ありません。むしろ、単科の病院ではなくいろんな診療科が入っている病院と覚えておけばよいです。
総合病院の看護師の仕事内容は多岐にわたる
病棟看護師の仕事内容
総合病院の病棟看護師の仕事内容は診療科ごと、病棟ごと、病院単位でやや異なります。
看護師の行うことができる仕事内容はきまっていますが、病院単位によりややルールが異なります。
外来看護師の仕事内容
総合病院において外来看護師の人気は高いです。
その理由の一つにおいて、家庭との生活を優先しつつ仕事もできるからです。
外来看護師の仕事内容については、別の記事を用意していますので、興味ある方はみてみてください。
診療科別の看護師の仕事内容
診療科別での看護師の仕事内容は、別の記事にまとめていますので、興味ある方は診療科で探してもよいかと思います。
他にも、診療科の記事を書いていますので、興味がある方は別の記事も参考にしてみてください。
総合病院で働く看護師のメリットとデメリット
勉強したい。テキパキ働いてデキる看護師を目指したい。という方は総合病院で勤務する事のメリットは大きいです!!!
メリット
- 一般的な看護師スキルである知識や技術がみにつく
- 病棟診療科で専門分野を学ぶことができる
- 専門診療科以外のことも勉強ができる。
- キャリアアップを目指しやすい
- 様々な症例から病態や看護をまなぶことができる
- 教育体制がしっかりしている病院が多い
- 福利厚生がしっかりしている病院が多い
- 人が多い分、人間関係でもめることも少ない。
総合病院のメリットはやはり、看護師としての知識やスキルの向上です。それ以外にも、専門分野の患者さん以外にも対応する機会は多くなるので、自然と知識はみにつきます。
また、学習会や研修会などもあるため、スキルアップを目指す方には総合病院はおすすめの診療科であることは間違いありません。
デメリット
- 学ぶべき診療科が多すぎて逆に知識が薄くなる可能性もある
- 残業ありきになることが多い
- 夜勤業務は必須である
- 体力的にも辛いときがある。
- 急変対応や急患受け入れの対応も行うこともある。
- 家庭との両立がはかりにくいこともある。
逆に、総合病院で働くことのデメリットを上げておきます。
総合病院によっても、このあたりは多少なり誤差はありますがおおよそ上記のような感じになっています。
総合病院の看護師配置体制
看護体制は病院により異なります。
7:1、10:1、15:1、20:1が多いのではないしょうか。
受け持つ人数に関しては、7(患者):1(看護師)であれば、基本的にはやや忙しい病院である事が多いです。20:1は慢性期の病院であることは多いですが、介護度が高くなる傾向にあるかと思います。
総合病院へ看護師が転職するときの注意点
総合病院にかぎったことではありませんが、一般的に他の病院へ転職するときの注意点について記載しておきます。
注意点1:病院のシステムや環境が異なります。
システムや環境がかわれば、看護師でも仕事を覚えるのに少し時間がかかることもあります。
いままで他の病院で勤務していた方は病院のことを覚えることに時間がかかることがあります。
カルテの見方(電子カルテ・紙カルテ)でも様式は病院によって異なります。それを覚えることは、まず転職時にぶちあたる壁だといっても過言ではありません。1年~2年程度で慣れますが、それでも、以前の職場とシステムが異なれば、今までうまくできていたものも、うまくいかなかった。ということはおこりえます。
注意点2:今まで経験していた手技に違いがあり葛藤が生じることもある。病院によって独自ルールがある。
いままでやっていた看護師としての経験やスキルはなくなることはありませんが、その病院での規定やルールは院内の規定のものがあり病院によって大きく異なります。
看護師の仕事で、できる範囲は決められていますが、今までのスキルや経験がいかすことができない職場があるのも事実です。
ここについては、働いてみなければわからない部分が大きいです。
注意点3:病棟によっては未経験では転職ができない診療科もある。
病院によって違いますが、未経験では転職がうまくできない診療科もあります。
具体的には、ホスピス病棟や、ICU、救急外来などは、いままで経験があれば入職しやすいかと思いますが、全くの未経験の場合、転職は厳しい場合があります。
注意点4:配属の希望が通らないこともある。
総合病院で働きたい診療科を選択することもできますが、転職時において希望がとおらない場合もあります。
たとえば人手不足の病棟と人手がたりている病棟を比較するとわかりますが、病院側が募集をしたいのは人手がたりない病棟になります。そのため、希望の診療科を転職時に看護師の希望通りにならないことはあります。
総合病院に向いている看護師の特徴
今まで総合病院につとめていて違う診療科で勉強をするために転職したい。という方は総合病院で働けると思います。
また、総合病院ではなくても、比較的忙しい病棟での経験がある方は問題なく勤務できると思います。
- スキルアップを目指している
- 勉強をして看護の知識・技術ともに勉強したい
- 給料は高いほうがよい
- サバサバした人間関係が多いところがよい
- 急性期病棟で勤務したいと考えている人
また、スキルアップや新しいことを学習したい。という方も向いていると考えます。
総合病院は患者さんの変化や病棟の忙しさなど大変な部分はありますが、それを乗り越えられる向上心があれば長く働きつづける事ができるからです。
総合病院看護師に向いていないかもしれない看護師の特徴
総合病院の看護師に向いていないかもしれない看護師の特徴は以下にとおりです。
- 疾患の勉強や看護スキルなど新しいことは学びたくない
- 夜勤がなく、早く帰りたいと考えている。
- ゆっくりと患者さんとかかわりをもちたい。
- 家庭の時間を大切にしたいと考えている
家庭の生活があるから早く帰宅したい。プライベートを優先したいから早く帰りたい。という方はちょっと不向きかもしれません。基本的にはどこの総合病院も、残業があるのは当たり前です。
むしろ、残業が少ない。あるいはあまり残業が少ない診療科はないかと思います。
総合病院と大学病院の働き方の違いについて
大学病院ってどうなの?
大学病院は、研究機関や教育機関としての役割があります。そのため、病院として、研修や教育に力をいれていることもあり、最新の医療などを看護師も学ぶことができます。また、仕事の仕方は、専門診療科に配属されるとその分野のスキルを専門的に学ぶことができます。大学病院は福利厚生がしっかりしていて、休日などもしっかりとることができる事が個人的には良いところだと思います。
しかし、一概にはいえませんが医師が採血や処置をするところも多いため、一般的に学ぶべき看護技術が身に付きにくい。というのが難点といわれることも多いです。(総合病院では基本的には看護師が行う場合が多いです!)また、給料に関してはわたしが知るところでは、総合病院に比べるとやや大学病院の方が低めな所が多いです。しかし、ボーナスや退職金などは大学病院の方が高めなので、トータル的にみると同じところが多いのではないしょうか。
総合病院ってどうなの?
総合病院は、いろんな診療科ごとでわかれていますが、分野とわず入院がくるため幅広い知識が求められます。専門診療科であっても、他科の診療科を看護することは珍しくありません。そのため、看護師として幅広い看護技術は確実にみにつきます。
給料に関しては、大学病院より総合病院の方が高めな所が多いですが、ボーナスは大学病院の方が多いところが多いようです。
総合病院と個人病院の看護師の働き方の違いは?
単科の専門病院で働くのか、複数の診療科がある病院で働くのかの違いになります。
働き方は、ひとぞれぞれなのですが、総合病院では幅広く学習できる事に対して、個人病院では専門性に特化した学習ができるのが働き方の違いです。
個人病院の方が比較的早く帰れる事ができるので、プライベートを優先したいという方は個人病院で働いている方が非常に多いように感じています。
まとめ
総合病院看護師で働くメリットはかなり大きいかな。と個人的には考えています。しかし、総合病院に向いていない看護師もある一定数いることなので、すべてを推奨するわけではありません。ここについては、個々の考え方にもとずいて働き方を検討したらよいのかな。と思います。