- 皮膚科の看護師として働きたいけど、どんな働き方があるか知りたい。
- 皮膚科の分野に興味があるけど、大学病院・一般皮膚科クリニック・美容クリニックの違いを知りたい。
- 皮膚科で働く事のメリットやデメリットを知りたい。
皮膚科の看護師として働きたいけど、どんな事をするのかイメージがつかない。具体的にどんな仕事をするのか知りたい。
そんな方向けに、今回は皮膚科で働く看護師の仕事内容を解説します。

皮膚科に興味があるけど、どこで働くのがいいんだろう。



皮膚科といっても、いろんな施設がありますね。
当サイトは看護師の転職を検討されている方向けの内容です。転職サイトを利用した体験談をもとに、今よりももっと自分らしく働く方法を発信しています。
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そんな方向けに解説していきます。
皮膚科の看護師の仕事内容
看護師が皮膚科として働く事ができる場所を以下で紹介します。
- 大学病院や総合病院の皮膚科看護師として働く
- 一般クリニックの皮膚科看護師として働く
- 美容クリニックの皮膚科看護師として働く



ひとつひとつ解説します。
大学病院や総合病院の皮膚科のある病棟や外来で働く
・大学病院や総合病院の皮膚科外来は、医師の診療の補助がメインになります。
・病棟の場合は、検査介助、点滴、手術、外用の塗布など行うべき業務は多岐にわたります。
大学病院や総合病院の皮膚科では、皮膚疾患に関する診断から治療を行う場所になります。
主には、一般クリニックでみる事ができない難治性の患者さんが大学病院や総合病院で治療します。
※受け入れる患者さんは病院によって異なります。
- 膠原病(全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群)
- 皮膚腫瘍(皮膚がん、良性腫瘍)
- 自己免疫疾患(天疱瘡)
- 皮膚炎症性疾患(湿疹、アトピー性皮膚炎)
一般クリニックの皮膚科として働く
・一般クリニックの皮膚科看護師の仕事は、医師の診察の介助、採血や点滴業務、軟膏処置、などの外来補助業務がメインの仕事になります。
一般クリニックの皮膚科は、個人病院が多く、子供から大人まで幅広く来院されるのが特徴的です。
※個人病院の一般クリニック皮膚科に来院される疾患
- にきび
- アトピー
- 水虫
- じんましん
- 虫さされ
美容クリニックの皮膚科看護師として働く
美容クリニックの看護師の主な仕事内容は、医師の診療の補助、レーザー治療、美容薬剤の注射や点滴投与、服薬指導がメインになります。
美容クリニックでは、疾患というよりも肌の悩みを解決するための医療施設になります。
治療内容は美容クリニックごとで異なります。
肌の悩みがある方が来院される
- 皮膚のしみ、しわ、たるみ、ほくろ、いぼ
皮膚科で看護師が働くことのメリットとデメリット



皮膚科の看護師として働くなら、どの場所で働くかによってもメリットやデメリットはかわってくるかと思います。
大学病院や総合病院の皮膚科病棟で看護師が働くメリットでメリット
一般クリニックの皮膚科で看護師が働くメリットとデメリット
美容クリニック皮膚科で看護師が働くメリットとデメリット
皮膚科看護師の働き方の違いについて
大学病院の皮膚科と一般クリニックの皮膚科の働き方の違い
大学病院や総合病院では、入院治療が必要な軽症~重症患者さんまで幅広い疾患に対する看護を行う必要があります。また、病棟業務は他の診療科と同じように看護業務に加えて、事務的な入力作業(アナムネーゼなど)も業務内容の1つになります。
それに対して、一般クリニックの皮膚科では、外来診療の補助業務がメインになります。外来診療時間帯は、時期によっては看護師の仕事は忙しくなる事はありますが、比較的残業がなく定時帰宅できる施設が多いようです。
一般の皮膚科クリニックと美容クリニックの皮膚科との違い
一般クリニックでは、皮膚疾患を治療する事を目的に患者さんが来院されます。
医師の診断をスムーズに行うための診察の準備や診察の介助などを行います。
それに対して、美容皮膚科クリニックでは疾患ではなく肌に関する悩みを解決する事を目的に来院される方が多いため、専門的な美容に関する医療機器の使い方を学び、最新の美容知識を学習していく事が必要になります。
美容皮膚科クリニックと大学病院皮膚科の違い
くりかえしになりますが、美容皮膚科クリニックと大学病院の皮膚科の違いについては、以下の通りです。
皮膚科看護師の給料事情
皮膚科看護師の給料
- 大学病院や総合病院の皮膚科看護師の給料:病院ごとで決められた診療科と同じ給料
- 一般皮膚科クリニックの看護師の給料:残業や夜勤がない分病棟業務に比べて安い
- 美容皮膚科看護師の給料:夜勤はないが残業時間もあり平均より高めの給料。



美容皮膚科は、保健適応外の自費診療のため、治療費が高額になるケースがあります。そのため、看護師の給料が高いのが特徴的です。
看護師が皮膚科に転職する前に考えておく事!
皮膚科の診療科に転職する前に考えておくべき事についてお伝えします。



転職前に、一度考えておくとよいです。
家庭生活との両立をはかるなら一般皮膚科クリニックや病院の外来がオススメ!
クリニックや外来では、定時帰宅ができる施設が多いため、家庭と仕事を両立したいと考えている方にとってはオススメの働き方だと思います。重症患者や急変患者さんもいないので、ストレスなく長く働く事ができるでしょう。
一つ注意点としてあげるなら、クリックや外来では、看護師としての高度なスキルは身につかない。という事です。皮膚に対して専門的なスキルはみにつきますが、一般病棟で行うほとんどの処置は皮膚科では行う事ができない事に注意してくべきだと思います。
しかし、プライベートを優先したい、家庭との時間を大切にしたい。と思っている方にとっては働きやすい環境であると個人的には思っています。
皮膚科を勉強したい看護師は大学病院あるいは総合病院の皮膚科がオススメ!
皮膚科の事を少しでも勉強したいとか、専門的治療について勉強したい。と考えている方は大学病院の皮膚科、もしくは総合病院の皮膚科がよいかと思います。
特殊な事例の皮膚疾患や専門的医療についても大学であれば学ぶ機会は多いと思います。また、皮膚科と他の診療科が混合されている場合もありますので、色々な事を学ぶ機会にもなるかと思います。
美容分野を極めたい方は、美容関連の施設がオススメ!
美容分野を極めたい方は、皮膚科以外にもさまざまなジャンルの美容にも挑戦できるので、興味がある方は、働き方の1つとして参考にしていただけたらと思います。



僕の友人も美容関連にチャレンジする!といって転職している方が多いです。


皮膚科に転職を考えているけど、実際に働けるかどうか不安だ!
大学病院や総合病院は専門的な知識が必要になります。ですが、それ以外の皮膚科への転職は、それほど高い知識は要求されません。
また、転職されるほとんどの方は、未経験の方が多いため、ほんとどの方ははじめての方ばかりです。そのため、現場にはいってから勉強をしても問題ないかと思います。
まとめ
皮膚科で働く事ができる看護師の仕事内容について紹介しました。
興味がある方はぜひチャレンジして欲しい分野かなと思います。