訪問看護師として働きたいけど、実際はどんな仕事をするの??
当サイトの記事では、そんな悩みのある方に向けて、訪問看護師の仕事内容についてわかりやすく解説していきたいと思います。
こんにちわ!ナスメン君です!
転職サイトを利用したことがある現役看護師男性であるナスメン君が、既卒看護師の方に向けて、転職サイトの活用方法、看護師の仕事内容について、わかりやすく解説することを目的としたサイトを運営しています。
この記事を書いているひと
こんにちわ!ナスメン君です!
看護師・保健師の国家資格を保有しており、現在も現役看護師をしている働いている男性看護師です。
当サイトでは、『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安!』と思っている方や、『もっと、今よりもよい職場で働きたい。』と思っている方向けに、いまよりも自分らしく働く方法について解説しています!
実際に、僕は転職経験者ですが、転職して人生の幸福度は上がりました。ぜひ、転職を検討している方は、参考にしてみてください。
訪問看護とは!?
訪問看護とは、医師の指示のもと、看護的なケアが必要な患者さんに自宅へ訪問して看護ケアを提供することを訪問看護といいます。
看護師が訪問看護として働くためには二通りの働き方があります。1つ目の働き方としては、病院に併設されている訪問看護事業所に属して訪問看護をする方法があります。次に二つ目の働き方は、訪問看護ステーションで勤務して訪問看護を行う方法があります。
二つとも同じ訪問看護の仕事ですが、病院に属する訪問看護よりも、訪問看護ステーションに入職して訪問看護を行うほうがイメージしやすいのではないでしょうか。
いまの世の中の流れ的には、高齢化社会に伴い、入院の治療が必要のない方はできるだけ自宅で生活しましょう。という流れになってきています。(これは、高齢化社会になり病院に軽症者が多くいた場合、救える命も少なくなります)
そういった世の中の流れありますので、訪問看護ステーションとしての需要はたかまりつつあります。
訪問看護ステーションは、介護保険法によってさだめられていて、都道府県知事の指定をうけた保健師または看護師が管理者となって経営している事業所です。
また、訪問看護ステーションでは、看護師・保健師・准看護師・助産師の資格をもった常勤が2.5人配置しなければいけないという基準があります。
訪問看護ステーションの看護師の仕事内容
在宅で療養する方には色々な方がいて、小児~高齢者まで様々です。また、生活を維持するためのサポートなのか、看取りまでをサポートするのかによっても、やや仕事内容は異なりますが多岐にわたります。
健康状態や身体状況の観察
健康状態の把握や身体状況の観察を行います。バイタルサインをとって体調の変化を観察するため、一般病棟とやることはかわりありません。
家族や介助者の相談
訪問看護では、家族や介助者の協力は必要不可欠な存在になっています。そのため、家族などの悩みを把握してそれに対する相談やケアも行う必要があります。場合によっては、家にあるものを使って代用することもあります。
家にあるものを代用してケアを行うについては、例えば、排便の処理などは、ウォシュレットなどでお尻をふくのではなく、使用しなくなった使い捨ての布切れ等を代用しケアをしている方もいます。また、点滴棒なども自宅にはありませんので、自宅にあるハンガーを点滴棒として代用したりするケースもあります。
日常生活の援助
日常生活援助については、食事や排せつケア、服薬管理の指導をします。
医療的なケア
医療的なケアについては、ストマ管理や胃瘻などのケアを行う場合もあります。
入院時の対応
状態を把握して必要にあわせて往診して、入院手続きを行う場合もあります。
訪問看護師ステーションの看護師の仕事内容でやりがいだと感じること
その人らしい生活ができるよう自宅にあるものを代用して医療を行う事にやりがいを感じる。
特に訪問看護ステーションのやりがいは、今までの看護師としての経験やスキルをいかして、その人らしい生活を支えることができることにやりがいを感じる看護師は非常に多くいます。
しかし、一人で訪問するため、状況の判断をもとめらられることがあります。しかし、人としての生活を支えたいと考えている看護師はやりがいと感じるケースが多くあります。
訪問看護ステーションの看護師の仕事内容で大変だと感じる業務
訪問看護で大変だと感じる看護師の業務としては責任が大きいことがあげられます。
困ったときに先輩に相談することができず、対応に困ってしまうことが少なくありません。そのため、ある程度の経験は必要といわれています。
また、訪問看護ステーションは、利用者さんからの信頼があるかどうか。も結構重要になってきます。
訪問看護ステーションは地域にいくつもありますが、たとえば、自宅にお邪魔をして、家族の気に食わないことをしてしまい信頼をそこねてしまった場合、そこの訪問看護ステーションを使用しない。そんな方も多いと聞きます。利用されている方との信頼関係の構築は非常に重要になっていきます。
訪問看護ステーションに向いている看護師ってどんな人?
訪問看護ステーションに向いている看護師は以下の通りです。
- 在宅看護に興味がある。
- 患者さんと向き合い自宅での生活を支えたいと考えている。
- その人らしい生活をおくれるよう看護師として働きたい。
患者さんの健康状態の把握などは一般病棟でもかわりありませんが、患者さんの自宅にはいってケアをするために、生活の場におじゃまする事になります。
病院とは違い、家にお邪魔をして、生活用品を使って代用していることも多いため、生活の知恵を学びながら実績をつめる看護師であれば向いているといえるでしょう。
訪問看護ステーションに転職を考えているけど、働けるか不安に感じている看護師さんへ
一般病棟から訪問看護ステーションへ転職をしたい。
それなりに病棟での実務経験をつんでいる方であれば、問題はなく働けるのではないかなと思います。
というのも、訪問看護では基本的には一人で自宅にうかがくことになるので、誰かにすぐに相談したい。と思っても相談できる環境にはありません。
病院であれば、医師や看護師が常時いるため、相談できますが、やはり看護師経験がある程度なければ、働きにくい環境かな。と思います。
個人病院やクリニックから訪問看護ステーションに転職したい。
これもある程度の経験が必要になると思います。経験がある場合は問題ないかと思いますが、看護師としての経験がない場合は、まずは病棟で経験をつんでからの転職でも問題ないかと思います。
ブランクありの未経験で訪問看護ステーションへ転職したい。
個人的には病院での臨床経験をつんでから訪問看護ステーションへ転職するほうがよいかなと思います。その場で覚えながら行うことも可能だとは思いますが、臨床経験をつんでから転職をするほうが楽かと思います
まとめ
看護師としてある程度の経験がある場合は、訪問看護師として働く事が可能です。しかし、家庭で生活する患者さんは色々な方がいますので、看護師経験が未熟だと、広い知識で患者さんを支えることは難しいこともあり、大変だと感じるケースは少なくありません。そのため、経験がある方は転職を経験しても良いかと思いますが、看護師経験が浅い方は、まずは病院で経験をつんでから転職を検討されるとよいかと思います。