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血液内科で働く看護師の仕事内容と特徴!あまり馴染みがない高度医療に挑戦するのもあり!

血液内科看護師の仕事内容
ナスコ

血液内科って興味があるから働いてみたいけど、どんな仕事をするのかな?イメージがわかない。

当サイトの記事では、そんな悩みのある方に向けて、血液内科の看護師の仕事内容についてわかりやすく解説していきたいと思います。

ナスメン君

こんにちわ!ナスメン君です!

ナスメン君のプロフィール
  • 看護師の経験値は、ベテランナースほど!
  • 男性看護師ナースです!
  • 看護師・保健師のダブル国家資格を有しています!
  • 転職サイトを利用して、転職した経験あり!
ナスメン君です!

転職サイトを利用したことがある現役看護師男性であるナスメン君が、既卒看護師の方に向けて、転職サイトの活用方法、看護師の仕事内容について、わかりやすく解説することを目的としたサイトを運営しています。

この記事を書いているひと

こんにちわ!ナスメン君です!
看護師・保健師の国家資格を保有しており、現在も現役看護師をしている働いている男性看護師です。

当サイトでは、『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安!』と思っている方や、『もっと、今よりもよい職場で働きたい。』と思っている方向けに、いまよりも自分らしく働く方法について解説しています!

実際に、僕は転職経験者ですが、転職して人生の幸福度は上がりました。ぜひ、転職を検討している方は、参考にしてみてください。

血液内科ってあまり聞きなれない診療科かもしれませんが、血液に関する病気の診療科です。

血液内科は、総合病院・大学病院・市立病院のような大きな病院にしかありません。その理由としては、血液内科は専門医が少ないという現状がありますし、無菌室のような感染対策が行える病院が少ないからです。
他の診療科に比べると、あまりなじみがすくない方が多いのではないでしょうか。

この記事では、血液内科病棟の特徴や看護師の仕事について、お伝えします。転職を検討するときの参考にしてもらえたらと思います。

もくじ

血液内科の特徴

血液内科看護師の仕事内容

血液の疾患は、悪性腫瘍や難病など治療が難しい病気を対象とする診療科であるため、高度医療や専門性の高い医療機関で行う診療科です。根治治療が難しく、原因が不明、もしくは治りにくい病気も多く含まれています。

貧血による息切れ、発熱(主に感染)、出血症状、リンパ節の腫大などを主訴として来院される事も多いです。

風邪症状と似ているので、なかなか早期発見しにくいですが、多くは血液検査で発見されるケースがあります。また、健康診断などの血液検査値異常の精密検査が受診の契機となることも少なくありません。診断から、治療まで血液内科では数少ない医療機関でサポートされています。

治療としては、主に抗がん剤を使用して治療していきます。その他治療としては、骨髄移植というものがあります。著しく白血球数が少ない、白血病の患者さんを受け入れる事もあり感染の面から無菌室のような個室で治療が行われるといった特徴があります。

血液内科に来院される疾患について

血液内科は、どこの病院でもみれる病態ではなく、市立病院、大学病院、大きな総合病院に設置されています。血液検査や骨髄検査、その他検査により専門医により診断されます。

主な疾患としては、血液の癌、リンパ系の腫瘍、貧血性の疾患、血小板系の疾患にわかれます。
一般の小さい病院には血液系疾患の患者さんはいないので、病態の理解がちょっとわかりにくかったりしますが、治療方法は似ているので、転職を考えている場合は、少しづつ勉強されたらいいと思います。

血液疾患ってどんな疾患!?

・造血器腫瘍 (血液がん・骨髄細胞の腫瘍)
急性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄性白血病、骨髄増殖性腫瘍、慢性骨髄単球性白血病など

・造血器腫瘍 (リンパ球の腫瘍)
急性白血病、リンパ腫、成人T細胞白血病/リンパ腫、慢性リンパ性白血病、原発性マクログロブリン血症、多発性骨髄腫

・貧血性疾患
再生不良性貧血、骨髄異形成症候群(MDS)、自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血・ビタミンB12欠乏性貧血、鉄欠乏性貧血

・血小板の異常
免疫性血小板減少症(ITP, 特発性血小板減少性紫斑病)

血液内科の看護師の仕事内容

基本的には他の診療科と行うことはあまりかわりありません。
・バイタルサイン
・体調の観察、日常生活の援助
・環境整備
・医師の診療の補助 など、基本的な業務は他の診療科とかわりません。

これに加えて、血液内科の診療科に特有の業務があるとすれば。。。

血液内科病棟の特有の業務

・骨髄移植が行われる無菌室の業務になるため、清潔・不潔などの知識を理解する必要がある。
・抗がん剤治療は看護師の業務であるため基本的な知識を身に着ける必要がある。
・抗癌剤の副作用に対する看護を理解する必要がある。
血球(白血球、赤血球、血小板)が減少したときの看護を理解しておく必要がある。
・血液のデータが低下した時も輸血を頻繁に行っていきますので輸血の知識も必要になる。
・骨髄検査などの各種検査の介助も看護師の業務にあたります。

こういった内容が一般病棟に比べて、やや特殊な業務になります。

でも、抗がん剤や輸血に関していえば、どこの病院でも行われている治療なので、なじみにくい。と言われるかといえば、そこまででもない。というのが私の考えです。

血液内科の看護師に求められる必要な知識や技術

血液疾患を疑う場合、骨髄穿刺をして、血液を調べる検査を行います。これは、血液内科病棟では、日常茶飯事に行われますので、骨髄穿刺の看護は理解していく必要があります。(転職後に、各病院のマニュアルを参考にしましょう。)

血液疾患と診断されたら主治医は治療方針を本人や家族に説明しますが、診断された本人や家族のダメージは計り知れないものがあります。そのため、看護師は精神的なケアも行う必要があります。

治療方針の多くは、化学療法と骨髄移植と呼ばれる治療がメインとなります。
悪性腫瘍をたたく。といった目的で化学療法を行っていきますが、みんなもご存じの通り、腫瘍に作用するだけでなくて、正常な細胞に対しても抗癌剤は効いてしまうため、脱毛や食欲不振などの副作用も出現してしまいます。

使用する抗癌剤によっては、一般的に生じる副作用と抗癌剤特有の副作用が出現する可能性があります。どんな抗癌剤が一般的には脱毛が多くみられて、どんな抗癌剤の時には皮疹がでやすいよ。。といったものです。ですが、ここに関しては、転職後に、しっかりマニュアルをみておけば問題ありません。

女性の方であれば、いつ頃から脱毛がはじまるから、ウィッグ(カツラ)を作成できる会社を紹介したり、帽子をかぶる事を提案したりします。その他、まばらに脱毛が生じてしまう可能性があるため、坊主にしてすっきりした頭にする事も提案することもあります。女性にとって、髪は命の次に大事とも言われることも多く、慎重に説明を行う事も血液内科で求められる看護師の技術だと思っています。

脱毛に関して例を上げましたが、その他多くの副作用が生じます。一つ一つ確実に勉強して、丁寧に説明していく事が看護師として求められる能力であると言えます。

血液内科で働いてみて看護師が大変だと感じるところは??

病態や看護について覚えるまでにはじめてだとやや時間はかかる!

一般的にはなじみが少ない病態のため、病態の理解や、血液疾患の看護などがはじめはわからない。覚えにくい。イメージがつきにくい。という方が非常に多くいます。そして、勉強しようと書店にいきますが、参考書なども他の診療科領域に比べて参考書が少なかったりします。(泣)あることにはありますが、圧倒的に数は少ないのが残念なところです。

化学療法の看護を経験している看護師であれば、結構理解は早いと思います。

入職後はしっかりと勉強しなければいけない!

どこの診療科でも同じですが、入職後はしっかりと学習する必要があります。(入職前はあまり勉強しなくてもよくて、入職後に、どんな治療やケアがあるのか把握してから参考書を購入するなり学習するほうが効率的です。)

とくに、血液疾患で入院している方は、自分の疾患のことをよく勉強しています。そのため、家族や本人の知識もそれなりにあることを理解したうえで、さらに勉強を行う必要があります。下手な説明や介入により、ぎゃくに信頼感を損ねてしまう可能性もあるため、転職後にしっかりと勉強しておけば問題ない分野だと感じています。

転職を希望されて入職される人はほとんどが、『知識がなかった。未経験者だった。』という方が非常に多い診療科だと思います。働いてから一生懸命勉強をするといったスタンスでも問題ないと思います。

血液内科の看護師の給料と残業について

一般の診療科と比べてさほど給料は変わらないと思います。
大きな総合病院や大学病院にしか、血液内科はありませんので、その病院単位に給与になると思いますが大差はないともいます。
残業についても、やや残業があるかな。というところが多いかと思います。

血液内科を辞めた看護師の理由とは??

長期的に不安を抱えて治療や副作用に耐える患者を目にする事が辛くなってしまった。

脳神経外科や整形外科の場合だと、看護師が「目で見て、あっ、改善している。」と直接かんじとれる部分がおおいかと思います。しかし、血液内科の場合はそうではありません。
抗がん剤治療をしても、目でみて治療効果が直接見えにくい部分もありますし、改善の見込みがない場合も正直あります。そして、それが長期的になる事もあります。つらいと感じている患者さんを見ている看護師も、辛くなってくると辞めた看護師は話していました。

同じ患者さんとずっとかかわるより、いろいろな患者さんとかかわりたいと感じた。

血液内科病棟では、抗がん剤治療のために繰り返し入院や退院されるケースがほとんどです。そのため、同じ患者さんとかかわるケースが多くあり、他の診療科に比べると、長期間おなじ患者さんとかかわります。そういった一人ひとりとかかわる看護をしたい方にとっては、非常におすすめできる診療科ですが、それが逆に苦痛と感じてしまう看護師もいるようです。

血液内科での、やりがいや向いている看護師とは??

以下、やりたい事がある。と思っている看護師にはオススメできる診療科だと思います。

  • 難病や難治性疾患について理解を深めたい。
  • 化学療法の看護を学びたい。副作用に対する看護を行いたい。
  • 輸血について詳しくなりたい。
  • 感染対策について詳しく理解したい。
  • 高度医療に挑戦したい。
  • じっくり患者さんと関わる看護をしたい。
  • 一人一人としっかり関われる看護をしたい。
  • 心のケアを行っていきたい。

まさに、これらの看護を行っていきたいと思っている看護師は挑戦すべきだと思います。(挑戦といっても、すごく難しいことを行うわけではないので、ご安心を!)
他の診療科でも、通じる所はありますので、経験値は自分の財産になると思いますよ。

看護師が血液内科に転職する前に考えておく事!

ナスメン君

転職前に一度考えておくとよいです。

血液内科病棟へ転職を考える前に少し考えておくべき事をお伝えします。

・スタートはみんな未経験から初めていますので、勉強したい。やってみたい。という気持ちがあれば転職活動は可能です。
・抗がん剤治療の経験があると転職では有利になります。
・残業時間はそこまで多くはないため、家庭と仕事を両立したい方にもおすすめできます。

血液内科に転職を考えているけど、実際に働けるかどうか不安だ!

血液内科の診療科は、大きな総合病院や大学病院でしか経験する事はできません。そのため、あなたのいまいる職場に血液内科があればその職場に異動することも可能でしょう。しかし、ほとんどの場合は転職をして経験されるかたがほとんどです。

血液内科の経験はなく、全くの未経験からスタートする看護師が多いため、比較的わからないことだらけかと思います。そのため、自分にはそんな知識がないからできないんだ。と思わなくて大丈夫です。入職してから勉強しても遅くはありません。
抗がん剤治療にたずさわっていた方や、輸血の経験をしたことがある。という方は比較的スムーズに入職できるのではないでしょうか。

血液内科病棟自体、大きな総合病院、市立、大学病院にしかないため、もともと求人数は少ない傾向にあります。

転職を希望されている方は、一度求人があるかどうか転職サイトのアドバイザーに確認してみましょう。求人があるか教えてもらうことができますよ。

まとめ

血液内科は、規模の大きな病院で診療科として併設されている場合が多いです。そのため、血液内科病棟で勤務したいと考えている方は、比較的求人が少ないと思わますので、転職サイトのアドバイザーに募集があるか相談して確認をしてみましょう。

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