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呼吸器病棟の看護師の仕事内容ってどんな事するの?総合病院ナースが解説!

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呼吸器病棟の看護師に必要なスキル
  • 呼吸器病棟で働く看護師の仕事内容を知りたい。
  • 呼吸器のある病院に転職を検討している。
  • 呼吸器病棟への転職前にどんな事を学習したらいいのか理解したい。

今回は、そんな方むけに呼吸器病棟で働く看護師の仕事内容について解説したいと思います。

呼吸器病棟への異動を考えている。あるいは、呼吸器病棟のある診療科に転職を検討している方は参考にしてみてください。

ナスコ

呼吸器のある病棟に転職をしようか迷っています。看護師は具体的にどんな事をしますか?

ナスメン君

呼吸器といっても病院によってやるべき内容はかわります。

この記事を書いている人
  • 男性看護師!
  • 総合病院ナース!
  • 現役の看護師・保健師
  • 転職サイトを使って転職済み!
  • ブラックからホワイトへ転職
  • 僕の詳しいプロフィールはコチラ!
ナスメン君です!

当サイトは看護師の転職を検討されている方向けの内容です。転職サイトを利用した体験談をもとに、今よりももっと自分らしく働く方法を発信しています。

  1. 『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安です』
  2. 『いまよりも、少しでもよい職場で働きたいです』
  3. 『ブラックからホワイトへ転職したいです』

そんな方向けに解説していきます。

ナスメン君

難しいことは簡略化して、わかりやすく解説します。

もくじ

呼吸器の内科・外科病棟の特徴について

呼吸器内科と外科病棟について

呼吸器病棟は外科と内科があります。

病棟によっては、内科だけのところもあれば、外科だけのところもあります。もちろん、どちらも行っているところもあります。

これは、病院によって違いますが、呼吸器病棟は、気管、肺、胸郭など呼吸器疾患を治療する診療科になります。

呼吸器病棟で看護師が理解すべき知識

呼吸器病棟で看護師が理解すべき知識は多岐にわたります。

呼吸器病棟でよく行われる検査ですが、一般的な検査でいうと、胸レントゲン撮影や胸部CTなどは超メジャーな検査になります。また、肺癌と疑われた場合は、診断をつけるために気管支内視鏡検査(BF、TBLB)で一部細胞をとり確定診断まで行っている病院は多数あります。

その他、息苦しいと主訴で来院され、気胸がみつかって胸腔ドレーンを挿入する。あるいは、胸に水がたまった状態(胸水貯留)でドレーンを挿入する機会は呼吸器病棟ではよくあります。


肺癌と診断された場合は、肺が原発なのか、どこからの臓器から転移して肺癌になったのかも、検査することもあります。


肺癌でも、癌のサイズが小さく手術が可能なのかどうか、、、できないなら抗癌剤治療なのか、、、放射線治療を併用するのか、、、など色々検査をして調べていく流れになります。


肺癌による骨転移で痛みや苦痛があるなら麻薬でコントロールするのか。などなど色々な対応がでてきます。

呼吸器疾患の重症の場合は、肺などの炎症などにより酸素が必要となる場合も多く、NPPV(非侵襲的用圧喚起)や、気管内挿管をして人工呼吸器管理が必要となる事もあります。

呼吸器病棟の看護師の仕事内容!呼吸器内科と外科の違いを教えて?

ナスコ

内科ではどんな事をするの?

ナスメン君

基本的な考え方として、外科は呼吸器系の手術を行う病棟。内科はそれ以外の呼吸器全般を治療を行う病棟って考えればわかりやすいかも。。。ざっくり説明するとそんな感じです。

呼吸器内科の看護師の仕事内容

外科的な手術を行わない病棟が、呼吸器内科です。


肺炎や喘息など内科的治療だけで治療できるものは内科診療科の範囲になるかと思います。(もちろん病院や病棟によって–差はあります。)

医師の指示通りの時間に、ステロイドの点滴や吸入を行ったり、苦痛を取り除く援助を行っていきます。医師が病気を診断できるようにスムーズに気管支内視鏡などの検査準備を行う事も看護師の仕事です。

内科でも、胸水がたまっていれば胸腔穿刺やドレナージをする事はりますので、ドレーン挿入の介助や管理についても看護師が行う仕事内容になります。



呼吸器症状が悪化して、人工呼吸器が必要となる場合は、人工呼吸器全般の知識やケアも行っていく必要があります。
癌性疼痛がある場合は、麻薬の管理なども看護師が行う仕事内容になります。

呼吸器外科の看護師の仕事内容

肺がん、縦隔腫瘍、自然気胸、外傷性気胸など手術を要する疾患の場合は外科病棟に入院します。

肺癌と診断されて外科病棟に入院された場合、外科的手術と抗癌剤治療がメインとなりますが、ある状態まで進行してしまうと手術はできなくなり抗癌剤治療がメインとなります。

手術前後の管理も看護師が管理をしていく必要があります。また、患者さんの不安な訴えや苦痛を取り除くことも必要となる場合もあります。

呼吸器病棟で看護師が求められる看護師スキル

  • 呼吸の解剖整理、病態生理、治療や看護
  • 呼吸器で行われる一般的な検査の準備や介助
  • 酸素吸入
  • 吸引の介助
  • 胸腔ドレーンやドレナージの知識
  • 気管内挿管の介助やケア
  • 人工呼吸器の管理
  • 血液ガスの見方
  • 麻薬の管理
  • ホスピスやターミナルケア
  • 抗がん剤治療

    などなど

呼吸器病棟で働く場合は、いろんな事を学習していくことにあります。

向上心があって「勉強したい」「スキルアップ」したい。と考えている方は呼吸器病棟に転職している看護師さんは多いです。

ナスコ

たくさんあって、覚えられるか心配です。

ナスメン君

一気に覚える必要はなく働いていく中で少しづつ知識として吸収していけばよいかと思います。
即戦力を求められる転職の場合は、少し事前知識があった方がよいかもしれません。

以上、呼吸器病棟で看護師が理解すべき看護師スキルになります。
(その他にも上げればきりがないので、大きくわけて紹介しました。)

呼吸器病棟で働く看護師が感じる大変な事とは?

呼吸器病棟では、軽症な患者さんから、重症な患者さんまで幅広い層が入院しています。また、呼吸器管理が必要になった時は、気管内挿管の準備をしたり、麻薬を準備したりと、いそがしい状況の時があります。

体調が悪い患者さんが入院している以上、状態の変化に対する対応が必要になることがありますが、呼吸器病棟では、わりとそれが顕著に表れることがあり看護師が大変だと感じている事があります。

ナスメン君

スキルアップは可能ですが、呼吸器病棟は忙しい病棟が多いです。

呼吸器病棟の看護師の給料と残業について

呼吸病棟に勤務している看護師は、他の診療科で働く看護師に比べて給料は「平均的」もしくは「少し高め」の傾向があります。

手術件数が多かったり、入院や退院の件数が多いと看護師の業務の負担も増えることから残業時間が多くなります。

その結果、残業した時間分だけ給料は高くなるので、他の診療科に比べると若干高めの傾向があります。

病院によっては、残業がほとんどなく早く帰ることができる。という病院もあります。その場合は残業代がない分給料は安くなる傾向にあります。

呼吸器病棟の看護師が辞めたいと感じる理由は?

急変対応が多くて辛くなった

呼吸器病棟では、予期しない急変がおこることがあります。

急変対応に慣れていたとしても、状態が悪い患者さんがいる場合だと、急変対応が続くことがあり、辛いと感じてしまう看護師さんは多いようです。

ターミナルケアが辛くて辞めた。

ターミナルケアや緩和医療などは、呼吸器病棟で行っている病院は多いようです。


肺癌と診断されて末期の状態になると、苦痛なく過ごせるように「緩和的治療」といって、苦痛をとりのぞく治療へと移行する段階があります。
呼吸器病棟では、看取るケースも多く「新人看護師さん」や「看取りになれていない看護師さん」の場合、辛い感じてしまうケースがあるようです。

呼吸器病棟でやりがいを感じている看護師の特徴!

呼吸器病棟では、大変な事が多いのも事実ですが、その反面得られるものが多いもの事実です。

以下、やりたい事がある。と思う看護師さんには呼吸器病棟はオススメです。

  • 呼吸の解剖整理、病態生理、治療や看護
  • 呼吸器で行われる一般的な検査の準備や介助
  • 酸素吸入
  • 吸引の介助
  • 気管内挿管の介助やケア
  • 人工呼吸器の管理
  • 麻薬の管理
  • ホスピスやターミナルケア
  • 抗がん剤治療

    などなど


呼吸器病棟で勤務していると、他の診療科にいっても活用できる分野はあるので、呼吸器病棟から他の診療科へ異動したいと考えた時にも容易に異動できるかと思います。

呼吸器病棟の看護師として転職したいけど、実際に働けるかどうか不安だ

いままでの働いてきた診療科で、少しでも呼吸器患者さんを見てきた。という場合は、どんな病棟なのかある程度イメージできているかと思います。

ただし、病院によっては、呼吸器といっても、行う業務は多岐にわたるため、病院ごとでやや覚えるスキルに差があるのが現状です。

高齢化に伴い呼吸器疾患をかかえる患者さんは多く、一般的に知識をもっておくと幅広く他の診療科でもいかせる知識となります。

まとめ

呼吸器内科・外科の分野を勉強したい。興味があるから学習をしてみたい。という方にはおすすめの診療科になります。
働いてみたいけど、自分のスキルとマッチした病院があるかわからない。という方は、転職サイトのアドバイザーに聞いてみましょう。自分のスキルと希望条件にあった職場を探してもらうことができます。

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