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呼吸器内科・外科の看護師の仕事内容や特徴!看護師として成長できる診療科です!

呼吸器病棟看護師の仕事内容
ナスコ

呼吸器のある病院に転職したいけど、どんな仕事を行うのかな?働いてみたいけど、わたしでも働けるのかな??

当サイトの記事では、上記の悩みの方に向けて記事を書いています!

ナスメン君

こんにちわ!ナスメン君です!

当サイトの記事では、そんな悩みのある方に向けて呼吸器病棟の仕事内容についてわかりやすく解説していきたいと思います。

ナスメン君のプロフィール
  • 看護師の経験値は、ベテランナースほど!
  • 男性看護師ナースです!
  • 看護師・保健師のダブル国家資格を有しています!
  • 転職サイトを利用して、転職した経験あり!
ナスメン君です!

転職サイトを利用したことがある現役看護師男性であるナスメン君が、既卒看護師の方に向けて、転職サイトの活用方法、看護師の仕事内容について、わかりやすく解説することを目的としたサイトを運営しています。

この記事を書いているひと

こんにちわ!ナスメン君です!
看護師・保健師の国家資格を保有しており、現在も現役看護師をしている働いている男性看護師です。

当サイトでは、『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安!』と思っている方や、『もっと、今よりもよい職場で働きたい。』と思っている方向けに、いまよりも自分らしく働く方法について解説しています!

実際に、僕は転職経験者ですが、転職して人生の幸福度は上がりました。ぜひ、転職を検討している方は、参考にしてみてください。

呼吸器内科・外科は、気管、肺、胸郭など呼吸器疾患を治療する診療科になります。

呼吸の機能として、息を吸いこんで酸素を取り込む事で、全身の細胞まで酸素をいきわたらす働きがあります。そして、身体にたまった二酸化炭素を吐き出すといった機能も行っています。呼吸をしなければ、各細胞に酸素がいきわたらなくなるため、酸素不足となり各主要な細胞が死んでしまいます。それに、吐き出す事ができなければ二酸化炭素もたまってしまいます。
そして、呼吸は循環とも関連しており呼吸だけではなく循環の流れについても理解しておく必要があります。

もくじ

呼吸器外科・内科の特徴

呼吸器内科の看護師の仕事内容

呼吸器外科や内科の特徴は多岐にわたります。

呼吸苦や喘鳴、咳嗽、痰がらみを主訴として苦痛を訴える患者さんは多くいます。何かの症状があって、実際に検査をして、診断がつけばそれに対して治療を行います。治療範囲としては主に、気管、肺、胸郭になりますが、診断から治療まですべて行っているため、肺という一部の組織ですが、やる事は多岐にわたります。

診断では、胸XPやCTをとりますが、肺に影があるといった場合には、肺癌の診断を除外するために気管支内視鏡検査(BF、TBLB)で一部細胞をとり確定診断まで行っている病院は多数あります。その他、炎症反応が高くて痰を検査して培養を提出したり、何らかが原因で胸水がたまった時にはドレナージをする事もありますし、その一部を検体として提出し、癌性の胸水なのか調べる事もあります。

肺癌と診断された場合は、肺が原発なのか、どこからの臓器から転移して肺癌になったのかも、調べたりもします。
肺癌でも、小さい範囲であり手術が可能なのかどうか、、、できないなら抗癌剤治療なのか、、、放射線治療を併用するのか、、、など色々検査をしていく事になります。痛みや苦痛があるなら麻薬でコントロールするのか。などなど色々な対応があります。

呼吸器疾患の重症の場合は、肺などの炎症などにより酸素が必要となる場合も多く、酸素投与だけではなくNPPV(非侵襲的用圧喚起)、気管内挿管をして人工呼吸器管理が必要となる事もあります。

苦痛を訴える患者への対応や、不安な気持ちにフォーカスして看護をしていきます。

呼吸器病棟の看護師の仕事内容

呼吸器外来の仕事内容

何らかの呼吸器症状を訴える患者さんの対応をする事もありますし、疾患をかかえて定期受診で来院される患者さんもいると思います。看護師は、体調を伺ったりやバイタルサイン測定して医師の診察がスムーズに行えるように介助していく事が主な業務になります。

呼吸器内科の仕事内容

外科的治療を行わないのが、呼吸器内科です。肺炎や喘息など内科的治療だけで治療できるものは内科診療科の範囲になるかと思います。

医師の指示通りの時間に、ステロイドの点滴や吸入を行ったり、苦痛を取り除く援助を行っていきます。医師が診断できるようにスムーズに気管支内視鏡などの検査準備を行う事も看護師の仕事です。

内科でも、胸水がたまっていれば胸腔穿刺やドレナージをする事はりますので、ドレーン挿入の介助や管理についても看護師が行う仕事内容になります。
肺結核やインフルエンザなど感染が高い疾患に関しては隔離して対応し院内感染を防ぐために必要な予防策を講じる必要があります。
呼吸器症状が悪化して、人工呼吸器が必要となる場合は、人工呼吸器全般の知識やケアも行っていく必要があります。
癌性疼痛がある場合は、麻薬の管理なども看護師が行う仕事内容になります。

呼吸器外科の仕事内容

肺がん、縦隔腫瘍、自然気胸、外傷性気胸など手術を要する疾患の場合は外科病棟に入院します。

肺癌になると、比較的早期の段階で発見する事ができれば、外科的手術と抗癌剤治療がメインとなりますが、ある状態まで進行してしまうと手術はできなくなり抗癌剤治療がメインとなります。

手術前後の管理も看護師が管理をしていく必要があります。また、患者さんの不安な訴えや苦痛を取り除くことも必要となる場合もあります。

呼吸器外科や内科の看護師に求められる必要な知識や技術

呼吸器外科や内科に求められる知識や技術についてお話ししますね。呼吸器疾患に転職を考えているなら、看護師に求められる必要な知識や技術はなんだと思います??

どこの診療科でも、求められる能力ですが、以下は特に呼吸器に興味がある方は覚えておくとよいかと思います。

  • 呼吸状態の観察方法
  • ドレーン類の管理や観察
  • 人工呼吸器の管理と血ガスの知識
  • 癌看護・ターミナル看護

呼吸状態の観察方法については、呼吸器病棟では特に必要となるスキルだと思っています。
どういった呼吸様式なのか、呼吸音や肺音はどうか、痰貯留の有無はどうか、体位ドレナージは必要なのか、SPO2はどうか、循環不全はないか、などなど、どこの病棟でも必要になる知識だと思いますが、呼吸器病棟に転職するなら、覚えておきたい知識です。

ドレーン類の管理や知識は、他の診療科でも出会う場面が多いかと思います。しかし、呼吸器疾患で多いドレーン類といえば、胸腔ドレーンが圧倒的に多いのではないかと思います。そのため、基礎知識として覚えておくとよいかと思います。

人工呼吸器は、単科の病院や総合病院でも、人工呼吸器をもっている病院は多くあるので、覚えておくことがよいかと思います。人工呼吸器(バイパップ、レスピ)などです。 各病院によって取り扱っている機械の種類は異なりますが、モードや設定などは、だいたいどの機械も同じです。なので、人工呼吸器の基礎的な所は最低でも理解しておく必要があります。他にも、気管内挿管や気管切開の介助などを行う場合もあります。また、人工呼吸器管理と一緒に覚えておいたほうがよいのは血ガスの基礎知識です。値をみながら人工呼吸器の設定を調整するので、基礎知識は覚えておきましょう。

次に、癌看護とターミナルですが、癌看護やターミナルは結構幅が広く覚える事が多いですが、一度覚えてしまえば、他の病院に転職した時にでも活用できる場面は多々あります。 癌であれば、癌の種類、抗がん剤の治療とその特有の副作用、それに対する看護などを理解していく必要があります。そして、癌で手術ができるケースもありますが、ほとんどの方は、症状がでた時には転移していて、手術が行えない。といったこともあり、精神的ケアも必要となります。
そして最終的に、抗癌剤の副作用により身体が辛くなって治療継続ができない場合はターミナルケアに移行することもありますので、緩和治療の看護を行っていきます。鎮静剤を使うこともあるだろうし、骨転移による痛みや呼吸苦を軽減する目的で麻薬を使うこともあります。

以上、私が考える求められる能力や知識は大きくわけて4つかなって思います。
(その他にも上げればきりがないので、大きくわけて4つとします。)

呼吸器で働いてみて看護師が大変だと感じるところは?

急変時の治療方針がきまっていない場合は、夜間に急変がおこったときは、看護師は大変です。

患者さんの状態が悪化したときに、患者さんの治療方針がきまっている場合は、看護師側も対応がスムーズかと思います。
延命を希望されている場合であれば、延命処置をするでしょう。また、急変時に延命対応しない(=DNR)とあらかじめきまっているケースの場合はそれにあわせた対応を行うでしょう。

しかし、どちらか不明の場合は、まず延命治療を行いながら、どこまで行うのか主治医に連絡したり、家族に連絡したりすることになります。これが本当に大変なのです。急変なのでしかたない状況ではありますが、呼吸器では予測がつかない急変場面に出会うことがあります。

いっこくも争う状態なので、担当できる医師に連絡をしてアンビューで補助換気しながら、主治医から家族に方針を確認するなど、対応が迫られる場面があります。その時は、バタバタしますし、結構大変な場面だな。って思いますが、そういった急変場面でも助かるケースは多くみてきているので、やりがいにつながる事があります。みんなも経験があるんじゃないでしょうか。

呼吸器病棟の看護師の給料と残業について

呼吸病棟に勤務している看護師は、他の診療科とさほど給与はかわらない傾向にあるかと思います。

病棟によっては、手術件数や入院・退院の件数が、多い急性期では残業が多くなる傾向にあります。その結果、残業代分が高くなる。という事はあるかと思いますが一般的には他の病院と給料は大差はないと思います。

病院によっては、残業がほとんどなく早く帰ることができる。という病院もあります。その場合は残業代がない分給料は安くなる傾向にあります。

呼吸器病棟の看護師が辞めた理由は?

急変対応が多くて辛くなった

呼吸器病棟では、予期しない急変がおこることがあります。延命治療はするのか、しないのか(DNR)などの方針なのか、どこまでやるか??によっても対応は異なってきます。
呼吸器では、呼吸状態悪化によって、急変する事があります。対応がおおくてつかれてしまって辞めたという話しもよく聞きます。

ターミナルケアが辛くて辞めた。

ターミナルケアや緩和医療などは、どこの呼吸器病院でも行っている事が多いです。
肺癌と診断されて末期の状態になると、苦痛なく過ごせるように看取りの方向で看護をしていきます。
しかし、そういった看取る場面。というのも多くなり、新人看護師や、看取る看護はしたくない。という看護師が辞めてしまうケースもあります。

呼吸器病棟での、やりがいや向いている看護師とは??

以下、やりたい事がある。と思う看護師にはオススメできる診療科ですよ。

  • 肺の解剖生理や呼吸器疾患について学びたい。
  • 肺の音や呼吸について理解を深めたい。
  • 胸水穿刺や胸水ドレナージの管理に強くなりたい。
  • 血液ガス分析を理解したい
  • 酸素療法の事、在宅酸素療法(HOT)について知りたい。
  • 人工呼吸器(レスピ、バイバップ)を学びたい。
  • 抗がん剤治療や副作用の対処に強くなりたい。
  • 癌の看護やターミナルの事を学びたい。
  • 家族看護を学びたい


ターミナルケアを通して、家族看護を学び、やりがいを持って働きている看護師さんもいますよ。呼吸器病棟で勤務していると、他の診療科にいっても活用できる分野はあるので、転職する時にも有利な場面は結構あります。

呼吸器病棟の診療科に転職する前に看護師が考えておく事!

ナスメン君

転職前に一度考えておくとよいかもです。

呼吸器病棟の診療科へ転職したいと考える前に少し、考えていくべき事を事をお伝えします。

・呼吸器疾患を理解して看護を学びたい場合はおすすめの診療科です。
・以前の職場でも呼吸器患者を少しでも見ていた。という方は転職に有利になる可能性が高いです。
・夜間の急変時は忙しいときがある。
・残業が少ない病院が多く、給料は平均値もしくはやや少なめに設定されている場所が多いかと思います。
・プライベートと仕事を両立させたい人にはおすすめです。

呼吸器病棟の看護師として転職したいけど、実際に働けるかどうか不安だ

いままでの働いてきた診療科で、少しでも呼吸器患者さんを見てきた。という場合は、イメージがしやすいので働きやすい環境かと思います。ただ、病院によっては、呼吸器といっても、行う業務は多岐にわたるため、病院ごとでやや仕事が異なるのが現状です。

しかし、やりたい看護やケアがある場合は、覚えることは多岐にわたるため呼吸器病棟看護師として勤務すると成長できる看護師になります。現在では呼吸器疾患は増えているので、一般的に知識をもっておくと幅広く他の診療科でもいかせる知識となります。

まとめ

呼吸器内科・外科の分野を勉強したい。興味があるから学習をしてみたい。という方にはおすすめの診療科になります。
働いてみたいけど、自分のスキルとマッチした病院があるかわからない。という方は、転職サイトのアドバイザーに聞いてみましょう。自分のスキルと希望条件にあった職場を探してもらうことができます。

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