看護師としてスキルアップしたいけど、おすすめの診療科はある?重症度の高い病棟で勉強したい。ICUとか、HCUはどうなのかな。。。どんな違いがあるの?
当サイトの記事では、上記の悩みの方に向けて記事を書いています!
こんにちわ!ナスメン君です!
結論から説明すると、看護師としてのスキルアップを目指すなら、ICUやHCU病棟への転職はおすすめです!
当サイトの記事では、ICUやHCU病棟についてわかりやすく解説していきたいと思います。
転職サイトを利用したことがある現役看護師男性であるナスメン君が、既卒看護師の方に向けて、転職サイトの活用方法、看護師の仕事内容について、わかりやすく解説することを目的としたサイトを運営しています。
この記事を書いているひと
こんにちわ!ナスメン君です!
看護師・保健師の国家資格を保有しており、現在も現役看護師をしているベテランナースです。私は実際に複数の看護師転職サイトを利用して転職した経験がありますので、記事の信憑性は高いと思っています。
当サイトは、既卒看護師が次の職場を探すために、仕事の内容を知りたい。自分にあった職場を探したい。という方むけの発信しているサイトになります。
私の記事では、診療科別で記事を書いていますので、ぜひ転職を検討される方は参考にしてみてください。
ICU・HCU病棟の特徴
ICU(集中治療室)とは!?
ICUは、intensive care unitの略語で集中治療室と呼びます。容態変化が激しく24時間見守りが必要な状況の患者さんが入院する病棟です。
HCU(高度治療室)とは!?
HCUは、High Care Unitの略語であり高度治療室と呼びます。
ICUとHCU病棟の違いについて
ICUやHCUの違いをわかりやすく解説します!
緊急度や重症度の違い
ICUでは、厚生労働省のサイトでも記述されていますが、急性臓器不全の重症患者と言われています。そのため、ICUではHCUよりも、緊急度や重症度が高い患者さんが入院します。
また、HCUではICUと一般病棟の患者さんの中間程度の重症度の患者さんが入院します。
看護師の配置基準の違い
疾患以外の違いとしては、看護師の配置基準の違いがあります。
・ICUでは、1人の患者さんに対して、2人の看護師を配置するという配置基準あり
・HCUでは、4人の患者さんに対して、1人の看護師を配置するという配置基準あり
急性期の一般病棟では7(患者さん)対1(看護師)が多いですね。
ベッド数の違い
ICU病棟では、HCUに比べベッドは少なく配置されています。病床数では病院により異なります。
ICU・HCU病棟の看護師の仕事内容
バイタルサインや全身の観察はもちろんですが、特に他の一般病棟と比べて、装着している機器類が多いことが特徴的です。患者さんの観察以外にも、機器類(人工呼吸器、心電図波形、シリンジポンプ、観血的動脈圧モニター等)のチェック・管理をすることも看護師の仕事内容になります。
ICU・HCU病棟の看護師に求められる必要な知識や技術
分野問わず幅広い知識が必要となる!
いろんな疾患の患者さんが来院されるため、幅広い知識の疾患を勉強する必要があります。
また、緊急手術を要する方も多いため、術前・術後の管理の知識も必要になります。
機器やモニター類の知識は必須!
人工呼吸器、心電図モニター、動脈圧モニター、ドレーン類(頭部、胸部、心臓、消化器系に入るドレーンの知識)の知識は最低限必要になります。
急変時の対応スキルが必要!
常時、先生がいる病棟ではありますが、急変場面にあたる場面が少なくありません。そのため、看護師として急変対応のスキルが必要になります。BLSやACLSの習得が必要になります。
ICU・HCU病棟の看護師が感じる大変な業務は?
急変するリスクが高い患者さんが多く、実際に急変対応に追われることも少なくない。機器類が多く、しっかり管理をしなければ、命とりになってしまうこともすくなくないということです。
インシデントが命とりになる可能性もあるため、一般の病棟よりもストレスがかかりやすい病棟であるのは間違いありません。
ICU・HCU病棟の看護師の給料と残業について
ICUとHCUは給料が高いのか?気になるところですよね。
一般的には手当がある病院だとやや高くつく傾向にありますが、ICU・HCUだから給料が高い。とはならない病院がほとんどです。
また、ICUは比較的残業が少ない病院も多いため、一般病棟よりは残業代が少なくなり、給料は低くなる場合もあります。わたしが知っているかぎり、HCUでは比較的残業時間もあるため、給料は高くなる傾向になっている病院が多いように思います。(病院や地域により異なります。)
ICU・HCUを辞める看護師の理由とは?
精神的に疲労して辞めた。
ICUやHCU病棟のスタッフが口をそろえていうのは、精神的に疲労した。という声をきくことが多いです。他の診療科に比べて集中力が必要であり、事故をおこせない。という看護師の思いから精神的に疲労する看護師は少なくありません。
急変の場面が多くて疲れてしまった。
特に、一般病棟よりも急変する場面もあり、急変場面が多くて疲れてしまった。という声をよくききます。
ICU・HCU看護師に向いてる人はどんな看護師?
知識・技術ともにスキルアップしたい人
知識や技術を学びたい。という方はおすすめです。
ICUやHCUでの知識や技術は、他の診療科にいっても活用できる部分が多く、看護師としてのスキルは向上します。患者さんの身体観察や、アセスメント、看護展開などは他の診療科にくらべると変化の流れがはやく、それにあわせた看護が必要になります。また、機器類なども知識もついてくるため、生涯の看護師スキルとなることは間違いありません。
患者さんの変化をみてやりがいを感じられる人
患者さんの変化が目でみてわかる病棟のため、大変な業務は多いですが、治療してよくなった場合、やりがいをかんじる看護師さんは多くいます。そういった変化を感じたい。患者さんを助けたい。という思いが強い方は、たいへんな業務にも負けず、頑張れると思います。
看護師がICU・HCUに転職する前に考えておくこと
特に給料がすごく高い病棟というわけではありませんが、ICUやHCUでの経験はやはり看護師としてのスキルが高くなる。というところです。ただ、一般病棟からICU・HCUへ転職を希望する場合にはそれなりに勉強する覚悟が必要なのは覚えておくべきだと思います。循環病棟や以前の病棟でも同様の仕事をしていたという方の場合、転職をしてもスムーズに業務にはいることができるでしょう。
ICU・HCUに転職を考えているけど、働けるかどうか不安である。
機器類に詳しいという場合や、前職でも同じような環境にいる場合はスムーズに業務ができるかと思います。
ただ、病院によっては扱っている機器の種類が違っていて戸惑うこともあるかと思います。また、まったくの未経験だけど、チャレンジしたい。という方もいるかと思います。そんな方は、求人サイトのアドバイザーに相談してみることをおすすめします。わたしがしっているかぎりでは、病院によっても、ICUやHCUの患者さんの重症度が異なることがあるので、働いてみたい。という強い気持ちがあれば、相談をしてみましょう。