現役看護師として働いていますが、半年後に転職を考えています。志望動機の書き方や書き方の例文などがあれば教えて欲しいです。
当サイトの記事では、そんな悩みのある方に向けて、看護師の転職で必要な志望動機の書き方ついてわかりやすく解説していきたいと思います。
今回は、志望動機の書き方や例文について紹介していきます。
転職サイトを利用したことがある現役看護師男性であるナスメン君が、既卒看護師の方に向けて、転職サイトの活用方法、看護師の仕事内容について、わかりやすく解説することを目的としたサイトを運営しています。
この記事を書いているひと
こんにちわ!ナスメン君です!
看護師・保健師の国家資格を保有しており、現在も現役看護師をしている働いている男性看護師です。
当サイトでは、『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安!』と思っている方や、『もっと、今よりもよい職場で働きたい。』と思っている方向けに、いまよりも自分らしく働く方法について解説しています!
実際に、僕は転職経験者ですが、転職して人生の幸福度は上がりました。ぜひ、転職を検討している方は、参考にしてみてください。
さっそく解説していきますね。
看護師の志望動機の書き方の基本【4つのSTEP】
看護師の転職における志望動機の書き方や手順を4つのステップで解説します。
実際にこの手順に沿って、志望動機を考えていくことで、頭の中が整理されて、内定に必要な志望動機を考えることができます。
看護師の志望動機の書き方の基本は以下の通りです。
- 看護師としての今までの経験を整理する!
- 転職したいと考えるに至った思いや考えを整理する!
- 入職したいと思った理由は何か考える!
- 自分の経験や体験から転職先でどんな事を貢献できるか、あるいは学びたいか整理する!
実際に転職を考える時は、これから紹介する4つの手順で志望動機を考える事ができます。
難しく考えないで、気楽に考えましょう。
【STEP1】:看護師としてどんな経験を積んできたのか棚卸作業をする!
自分の看護師としてのスキルを整理します。
具体的に、いままで看護師として、どんな経験をして、どんな力が身についているか整理する必要があります。
自分の経験した事を、わからない相手(面接官)に、わかりやすく伝えるためには、具体的にどんな診療科を経験して、どんな知識や看護技術がついているのかを自分で整理しておく必要があります。
具体的に以下のように、看護師としての経験やスキルを整理しておくとよいです。
・看護師の経験年数(例:4年目)
・今まで経験した診療科(例:呼吸器内科、脳神経外科)
・習得済みの看護技術(例:人工呼吸器管理)
・もっている資格(例:BLS、ACLS、呼吸療法認定師、心電図検定、)
・自分が得意とする領域(例:解剖生理学、褥瘡管理)
・参加していた委員会(例:褥瘡委員会、医療安全委員会)
などを具体的に洗い出して、人に細かく伝えられるくらいまで、用紙に書き出しましょう。
細かくスキルを整理しておくことで、転職活動の時に履歴書や面接の対策になります。
資格や得意な領域はないけど、どうしたらいいですか?
自分の経験した診療科で、学んだ看護技術を洗い出してもいいと思います。そう考えると、誰でも経験している分野はあると思うので、そういったものを経験値として洗い出していきましょう。
必ずしも、転職時に資格をもっていないといけないとか、得意な分野はない。という方でも転職をしている方は多いので、あまり気にする必要はありません。
資格や得意な分野があれば、それに関連した転職先であれば、転職に有利になるケースがあります。ですが、必ずしも資格の取得は絶対条件ではありませんので、安心してください。
【STEP2】:今までの看護師の経験から転職したいと考えるに至った思いや考えを整理する!
純粋に転職したいと考えるキッカケを整理しよう。
何故、今働いている場所ではなく他の場所に転職したいと考えたか?を明確にしておきましょう。
履歴書の志望動機の内容を、面接の時に質問されるケースがほとんどです。
転職活動を開始してから面接の日までに、必ず整理しておかないといけない事があります。
それは、『何故、辞めてまで他の場所で働く理由があるの?』という面接官の疑問を解消できる解答を準備しておく必要があるのですが、履歴書はそこまで深く記載しなくても問題ありません。
ですが、面接の時に必ず面接官から質問される内容になるので、必ず考えておく必要があります。
志望動機で詳しくかく必要はありませんが、質問されたらしっかりと答えられるくらいにしておく必要があります。
・新しい分野を勉強したいけど、今の病院や施設ではそれが叶わない!(例:icu、ope室、精神科、美容外科、等)
・専門的な分野でより深く勉強したい(例:総合病院から個人病院への転職の場合。)
・幅広く色んな事を勉強したい(例:個人病院から総合病院への転職の場合)
例えば、今働いている職場に、興味がある分野や入職したいと考えている診療科がない場合は、転職したいと考えるキッカケになるのではないでしょうか。
・例えば、小さなクリニックや個人病院で働いている方であれば、救急外来、ICU、HCU、OPE室等は設置されていないため、それを学ぶために転職するという事も一つのキッカケになります。
・あるいは、総合病院で勤務している方でも、精神科や美容整形などに興味がある場合、そういった診療科が併設されていないケースがほとんどなので、専門病院へ転職して学ぶ必要があります。それも、転職するキッカケの一つになります。
・もしくは、総合病院で勤務していたけど、幅広く学ぶ事はできるけど、専門的な知識を学びたい。という方であれば、総合病院ではなく個人病院へいき専門的な知識を習得したい。という理由も転職のキッカケになるかと思います。
他の所にいきたいと思った理由が必ずあるハズです。
。。。。わたしは、忙しいから、他の職場に転職したいと思っています。
そういった理由でもいいと思います。でも、志望動機を考える時は、前向きな理由の方がよいので、新しい事を学びたい。とか、新しい分野に挑戦したい。という理由の方がよいですよ。
【STEP3】:転職を希望する病院や施設に入職したいと思った理由は何かを考える!
入職したいと思った理由は何かを考えましょう。
何故、この病院・施設に転職をしたいと考えたか?を明確にしておきましょう。
あとで、詳しく紹介しますが、自分がなぜその病院・施設に転職をしたいと思ったのか?を志望動機にかく必要があります。
さらにつきつめると、自分がその病院や施設でなければいけない理由を明らかにできると、なおよいです。
入職したいと考える病院・施設の情報を調べて、『自分が思い描く働き方ができそう。』『こんな病院や施設であれば、自分のやりたい看護ができそう。』という事を自分の言葉で言語化できるようにしておきましょう。
例えば、以下のような病院や施設の特色がある場合、入職したいと考える理由は色々思い浮かびますよね。
例:救急車の救急搬送数が全国でトップの病院(例:色んな疾患がくる救急病院で急性期医療を学びたい。)
例:がん治療・ホスピスを専門としている病院(例:抗がん剤治療の看護や終末期医療の最新医療を学びたい。)
例:美容外科に特化している病院(例:美容に興味があるから、あたらしい分野に挑戦したい。)
病院の公式ホームページで理念や考え方は、必ずどこかに記載しているので、必ずチェックしましょう!
公式ページをチェックしたらいいんですね。
病院や施設の理念、どんな事を大切にしている職場なのかを必ずチェックしましょう。
【STEP4】:自分の経験や体験から、強みは何かを考える!
今までの経験から、自分の強みを考えよう。
入職することで、病院や施設側に、どんな事を貢献できるのか、あるいは、どんな事を学び成長したいと考えているのかを伝えられるようにしましょう。
基本的には、病院や施設などは、全くの未経験の方よりも、経験があり即戦力になる人材が欲しいと考えて求人を募集している所が多いです。
なので、『今までの経験を生かして、ここで働くことができる』等、自分を採用することで、病院・施設側にどんな事を貢献できるのか伝える必要があるかなと思います。
とはいっても、即戦力が欲しいと思っている超急性期と呼ばれる野戦病院の場合は、今までの看護師の経験値は結構重要視されるケースがあります。しかし、全くの未経験の分野に飛び込む場合は、ほとんどの方が新しい事を学ぶために転職している方が多いので、あまり気にする必要はありません。
経験があれば有利になるケースがあるけど、必ずしも経験がないと転職できないわけではない!
たしかに、経験があれば転職に有利になるケースが多いですが、必ずしも経験者ばかり転職しているわけではありません。
未経験でも転職している方は多いですし、学びたい事・新しい事を学ぶ時って、だいたい未経験からスタートする場合がほとんどなので、未経験だから難しいといってあきらめるのではなく、未経験だとしてもやる気を伝える事が大切です。
例:野戦病院への転職を考えている場合(例:急変対応が得意なので、今までの経験を生かして新しい医療を学びたいと思っている。)
例:がん治療・ホスピスを専門としている病院に転職する場合(例:消化器病棟でがん患者さんを看護していたけど、さらに専門分野を勉強したいと思っている。)
例:美容外科に特化している病院に転職する場合(例:未経験だけど、美容に興味があり今の職場で患者さんの身なりを綺麗にすることを意識している。)
未経験の看護師より、経験がある看護師を採用するケースが多いと思います。でも、未経験分野に転職をする方も多いため、その時は経験はないけど、自分の強みを少しでも伝えられるといいと思います。
あまり強みはないけど大丈夫ですか?
『今までに長く勤めていた!』という事も1つの強みだし、『体力には自信があって一日も休んだ事はない!』ということも強みになります。
なので、採用したいと思える強味を整理しておくとよいでしょう。
上記の4つの手順で、志望動機を整理して考えていくことで、相手が納得できる志望動機の書き方を整理して準備することができます
あとは、転職先の病院や施設がどのように考えるているか?どんな事を意識して採用したいと考えているのか?という部分によってうまく転職できるか、難しいかというのはかわってきますが、ここまで整理してきた内容を自分なりに整理することで、志望動機をうまく考える事ができるのかなと思います。
次に、履歴書をかく前に内定率が高くなるポイントをいくつか紹介させていただきます。
履歴書をかく前に抑えておくべき4つポイント【知らないと内定率が下がる】
看護師の転職で、履歴書をかく前に必ず押させておくべきポイントをおさらいしておきましょう。
転職成功者が必ずやっている事なので、ぜひ転職を検討されている方・履歴書をまだ書いていない方は確認するようにしておきましょう。
さきほども、少し紹介しましたが、履歴書を書く前に必ずチェックしておきたい事を紹介します。
ポイント1.入職希望の病院や施設の情報をしっかりと把握して履歴書を記載する
転職を希望している病院や施設の情報を徹底的に調べることは、履歴書をかく上で超重要です!
転職活動がうまくいかない人がやっていない事!
転職活動にうまくいかない人は、入職を希望している病院や施設の情報を調べないで面接に臨む。という事です。
面接官は面接の時に履歴書をみながら、『本当にここで働く気があるだろうか』『ちゃんと病院の事を調べてきているだろうか。』『長く働けるだろうか。』という部分を必ずみています。
例えば、この時に病院の事をまったく調べていなくて、どんな医療を提供しているかも下調べしなかったら、『ここで働く気はある?』と思われても仕方ありません。
履歴書に記載している内容はすべて質問されると思ってもいいと思いますが、病院や施設の情報についても、必ず質問されるので、理解しておくとよいです。
本当に希望する職場に内定したいなら、病院や施設の規模、医療体制、どんなサービスを提供しているか、どんな特色・特性があって、どんな強みがあって、どんな所に力をいれている職場なのか?などを必ず下調べしておく必要があります。
具体的にいってしまうと、入職を希望している職場の公式ホームページにある、すべてのページをチェックしてもいいくらいだと僕は思っています。
入職したいなら、公式ページのすべてをチェックしてもよい!
- 病院や施設の概要、基本理念や運営方針、病院の役割、組織図、取り組みや活動、その他実績。
- 看護部の人数や、その他職員の人数、活動内容や実績、看護部長、理事長。
- どんな病棟があって、入職希望の診療科。
こういった大枠の概要は公式ページをみる事で解決できます。
ポイント2.入職したい熱意を履歴書に記載する!
面接官に、『絶対に入職したい!!』という熱い熱意を履歴書あるいは面接で伝わるようにしましょう。
働きたいという思いや熱意は面接官にも伝わります!
面接において、働きたいという熱意を伝えないのは非常にもったいないです!
伝えているかもしれませんが、相手に伝わらないと意味がありません。
『恥ずかしい。』とか、『上手くいかなかったらどうしよう。』という事を考える心配をするくらいなら、『熱意がちゃんと伝わっているかどうか』を心配するようにしましょう。熱意を伝えない事は、働く気はない事を伝えている事と同義だと思っています。
面接の時に、必ず入職したい理由や、志望動機を聞かれます。また、その他にも色々な質問があるかと思いますが、働きたい。という熱いメッセージは面接官に伝わるので、ぜひ強い熱意を伝えるようにしましょう。
- 『ここの職場ではないとダメなんです。』くらい明らかな理由があるとなお良い!
- 過度なリアクションをとることは、逆に面接官に不信に思われるのでNGです。
ポイント3.自分の強みやアピールポイントを履歴書に記載する!
履歴書に必ず自分のアピールポイントを入れよう!
職場にとってメリットがあるアピールポイントが大切!
自分のアピールポイントといっても、色々ありますよね。
履歴書を書くときに覚えておいて欲しいのは、病院や施設にとって、どんなメリットがあるかをさりげなくアピールしておく事が大切かなと思います。(採用する側にとってのメリットを考える事が大切です!)
逆に、入職を希望している病院や施設にとって、まったく見当違いのアピールポイントを、あなたから提示されても、メリットだと感じない可能性があります。
では、具体的にどんなアピールポイントだと病院や施設にとって魅力的だと感じるでしょうか。実際に具体例を紹介します。
志望動機でアピールした方がよい強み!
⇒急変対応が得意なので、自分の得意をいかして働きたいと思います。
この場合、急変対応が強みという事は、急性期病院にとってはメリットになる可能性があるため、転職先が急性期医療の場合は、ぜひ履歴書などにさりげなくアピールしましょう!
志望動機であまり効果的ではないアピールの仕方!
⇒急変対応が得意なので、自分の得意をいかして働きたいと思います。
この場合は、小さなクリニックだと急変対応の機会はあまりないと思われるので、クリニック側にとっては効果的なアピールだとは言えないかなと思います。このようなケースでは、小さなクリニックにとってアピールとなるポイントを考えなおす必要があります。
ポイント4.未経験だとしてもやる気を履歴書に記載しよう!
未経験の診療科でも、やる気さえあれば、転職に上手くいきます。
未経験の診療科でも、やる気次第で転職は可能!
働く診療科をかえてしまうと、『働きにくいのかな??』と考えてしまう事ありませんか?
もちろん、全くの未経験で転職するよりも、経験がある方が働きやすいに決まっています。
でも、看護師って転職は当たり前の文化だし、同じ診療科へ転職している方もいますが、ほとんどの方が未経験の診療科で働くケースが多いのが現状です。そして、【未経験から少しづつその職場で順応して慣れていく】。という流れが僕ふくめ、転職をしている看護師の一般的な流れになります。
なので、未経験だからやれない!できない!と考えるのではなく、自分のいまのスキルでどの程度であれば、転職が可能なのかを検討していく必要があります。
また、基本的にはやる気さえあれば、どんな場所・診療科でも働く事ができるというのが個人的な意見です。
しいていうなら、転職して仕事が大変になってしまう診療科であったり、比較的働きやすくなると思える診療科もありるかと思いますが、個人的な意見としては、『やる気がすべて』といってもいいのかなと思います。
どんな職場だと少し難易度が上がるのか、どんな職場だとほとんどの方が未経験からスタートするのか解説します。
難易度が高くなる働き方!
・強い決意と本気でやる覚悟がないと転職が難しいと考えられるケースです。履歴書を上手くかいたとしても、受け入れ側が大丈夫だろうか。と心配されるケースがあります。働いてから相当な努力が必要になる事が多く難易度が高くなる働き方かなと思います。(※無理ではないと思いますが、働いてから大変だと感じてしまう部分が多いと思います。)
少しだけ難易度はあるがやる気さえあれば働ける!
・勉強する事や、提供する医療の難易度が少し上がるため、初めは大変だと感じるケースがありますが、忙しい療養病棟であれば、働く事は可能な範囲だと考えます。
難易度は普通!
・病院の規模感が同じであれば、さほど転職してから困るケースではありません。病院によって、やり方やルール、システムが異なるため、そういった事を理解すれば、スムーズに働ける場合がほとんどです。
ほとんどの方が未経験からスタートする
・個人病院やクリニックへの転職される方はほとんどの方が未経験の状況から仕事をスタートします。この場合は、既卒の看護師であっても、はじめてという事もあるので、一つづづステップを踏みながら教えてくれる場所がほとんどです。
・個人病院への転職といっても専門病院が色々あります。具体的には、消化器専門の個人病院、脳神経内科の個人病院、人工透析を行う個人病院、呼吸器を専門とした個人病院、精神科、泌尿器、美容外科などがあります。実際にももっとあります。
未経験の診療科であっても、やる気を伝える事が大切です。
看護師の志望動機で履歴書に絶対に書いてはいけない!【3つ注意事項】
看護師の履歴書の志望動機で絶対に書いてはいけない内容について解説します。
注意事項1:待遇・条件・人間関係に関する不満を履歴書に書いてはいけない!
前職を辞めた退職理由が、職場の待遇が悪かったから。とか、働く条件が合わなかったから。とか、人間関係が上手くいかなかったから。といった理由を履歴書に書いてはいけません。
なぜなら、そういった負の退職理由は、面接官に対して絶対に良い印象を与えることはできなくなるからです。
- 前職の待遇の事を書いてはいけない。
- 前職の働き方の条件が悪かった事を書いてはいけない。
- 前職の人間関係の事を書いてはいけない。
こういった理由を履歴書に書いてしまう人は、また同じような場面になった時に、『仕事を辞めてしまうのではないか?』と面接官に思われてしまい、就職活動にうまくいかない可能性が高くなります。
かりに、こういった退職理由であったとしても、言葉に出してはいけないし、履歴書に書いてはいけません。
注意事項2:入職する病院の事を調べずに履歴書に書いてはいけない!
病院や施設の情報を調べずに、履歴書を書いて面接する事は、失礼にあたる行為だと理解しておきましょう。
さきほども伝えているのですが、超大切なので、何度もお伝えしますが、入職する病院や施設の事を調べずに志望動機を書いてはいけません。
たとえ、具体的な仕事内容について記載していなくても、だいたい働き方のイメージはつくかと思いますので、病院や施設の情報をしっかりと理解した上で、志望動機に書くようにしましょう。
注意事項3:履歴書に書いてある志望動機を自分の言葉で伝えられないといけない!
面接の時に履歴書に書いた内容をそのまま、読み上げてしまう方もいるかと思いますが、必ず自分の言葉で伝えないといけません。
面接官は、履歴書をみながら志望動機を質問してきますが、何かの丸暗記みたいな言葉で志望動機を伝えても、面接官は『そのまま覚えてきただけだな。』『意思が伝わらない。』と思われてしまう可能性があります。
なので、履歴書に書いた志望動機をそのまま読み上げるのではなく、自分の言葉で、相手に伝わるように、話すように志望動機を伝える必要があります。
看護師の志望動機の書き方【例文でわかりやすく解説】
看護師の志望動機の例文を状況別でくわしく解説します。
冒頭部分で、紹介した看護師の志望動機の書き方の部分をつかって、実際に志望動機の例文を作ってみました。
※自分の状況にあてはめながら、言葉を変えて実際に志望動機を考えていきましょう。さらに、詳しく作成したいと考えている方は、はじめで解説した内容をもう一度読んで言葉を肉付けしてもよいと思います。
上記の4つのステップで志望動機をかく事で、相手に伝わる書き方になります。
療養・慢性期病院から急性期病院へ転職する志望動機の書き方【例文】
慢性期病院では5年勤務し、今まで日常生活援助や清潔ケアをメインに看護技術を習得しました。今後は、急性期医療で様々な症例の患者様の看護を学び成長してきたいと感じました。急性期医療は初めてですが、いままでの経験を生かして、急性期医療で勤務し看護師として成長したいと考え、貴院を志望させていただきました。
急性期から療養・慢性期へ転職する志望動機の書き方【例文】
救急総合病院では8年勤務し、今までは医療的な処置をメインに看護していましたが、働いていく中で在宅復帰支援について興味を持ちました。前職ではすべてソーシャルワーカーが在宅復帰支援を担当しており、今まで在宅復帰支援などに携わる機会はあまりありませんでした。貴院は療養後の在宅復帰支援に力をいれており、自宅でどのように過ごすことができるか考え看護師として成長してきたいと感じ、貴院を応募させていただきました。
総合病院から個人病院・クリニックへ転職する志望動機の書き方【例文】
総合病院の腎臓内科で5年勤務し今までは、食事指導・生活指導・薬物指導などを中心に看護をしてきました。今後は、専門病院である透析センターで、透析患者さんとの関わりを深めて、今後は透析室での看護も行っていきたいと考えて貴院を応募させていただきました。
個人病院・クリニックから総合病院へ転職する志望動機の書き方【例文】
今までは小さな眼科クリニックで9年勤務し眼科業務に携わる仕事をしていました。今後は看護師として看護技術を学びなおしたいと考え急性期病院へ転職したいと考えました。未経験の看護技術は多くありますが、脳神経外科の興味をもっており、貴院は脳神経外科の手術件数も多く、信頼の高い病院だと聞いております。脳神経外科は初めてですが、たくさんの事を学び成長したいと考え貴院を応募させていただきました。
経験のある同じ診療科へ転職する志望動機の書き方【例文】
呼吸器病棟で5年経験し、今までは内科をメインとして勤務していました。人工呼吸器の管理は行った事がありますが、今後は内科だけではなく呼吸器外科についても学びたいと考え、呼吸器外科がある貴院で働きたいと考え応募させていただきました。呼吸器外科の手術件数も多いため、呼吸器外科の看護師として成長したいと考え応募させていただきました。
全く経験した事がない異なる診療科へ転職する志望動機の書き方【例文】
精神科で働きたい方の志望動機例
今までは療養病棟で4年経験し、生活の援助を中心に看護をしておりました。入院している患者様は精神疾患をかかえている患者さんも多く、一人一人のかかわりが難しいと感じたと同時に、認知症ケアに対する看護に興味を持ちました。今までの経験をいかしながら精神科看護を深く学びたいと思い貴院に応募させていただきました。
美容外科で働きたい方の志望動機例
今までは急性期病棟で7年勤務していましたが、自分にもコンプレックスがあり以前に美容外科に受診し施術を行った経験があり、美容に関する悩みが解消できた事が美容外科看護師になりたいと思ったきっかけです。美容外科での経験はありませんが、多数の実績がある貴院で一人一人悩みが解決できる看護師になりたいと思い貴院に応募させていただきました。
ブランクある方が復職する志望動機の書き方【例文】
育児で数年間ブランクがありますが、今までは内科病棟の経験が3年あります。貴院は教育制度や勉強会も充実しているとお聞きし、看護として成長しながら働きたいと考え貴院に応募させていただきました。
いかがでしたか?履歴書の書き方で参考になれば幸いです。
どうしても、看護師の転職で志望動機が思いつかない時は!?
看護師の転職を考えているけれど、志望動機を上手く考える事ができない。上手く思いつかない。そんな風に悩んでいる方は、一度、その働き方でよいのか考えなおす必要があります。
もし、やりたい事や学びたい事などがあれば、素直な気持ちで考えると『なりたい自分』になるために、志望動機は思いつく事が多いハズです。
しかし、どうしても考える事ができない場合は、一度『本当にその働き方でよいのか?』を考えなおす必要があるのかなと思います。あるいは、それでも志望動機が思いつかない場合は『転職サイトのキャリアアドバイザーに相談する』という方法もあります。転職サイトのキャリアアドバイザーは、適正にあった職場を探してくれる事はもちろんですが、志望動機の書き方についても添削してもらう事ができます。
【志望動機が思いつかない時の対処方法|その①】本当にその働き方でよいか改めて考えてみる!
転職をしたいけど、志望動機が思いつかない。と考えている方は、一度、自分が将来どんな看護師になりたいか。自分がどんな働き方をしたいと考えてるのか考えてみると良いと思います。
【志望動機が思いつかない時の対処方法|その②】転職サイトのキャリアアドバイザーに志望動機の書き方を相談する
転職サイトに登録してキャリアアドバイザーに相談する事も一つの手だと思います。転職サイトでは、職業の紹介以外にも、志望動機の書き方や受かるためのコツ等も教えてもらう事ができます。もし、志望動機の書き方が上手くかけない。という方は参考になるかなと思います。僕の他の記事で、おすすめの転職サイトも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。