- 消化器外科・内科で行う看護師の仕事内容について知りたい。
- 転職しようかどうか迷っている。
- どんな業務が大変なのか知りたい。
消化器病棟で働いた経験はないけれど、消化器病棟の看護師として働いてみたい。チャレンジしてみたい。という方に向けて消化器病棟の看護師が行う仕事内容について解説します。
消化器のある病院に転職を検討している方はぜひ、参考にしてみてください。

消化器病棟で働きたいけど、どんな仕事をやるの?自分でも働けるのかちょっと知りたいです。



消化器はいろんな事を学べる診療科です。
当サイトは看護師の転職を検討されている方向けの内容です。転職サイトを利用した体験談をもとに、今よりももっと自分らしく働く方法を発信しています。
- 『転職したいけど、うまく転職できるかどうか不安です』
- 『いまよりも、少しでもよい職場で働きたいです』
- 『ブラックからホワイトへ転職したいです』
そんな方向けに解説していきます。
消化器病棟の診療科は、消化器に関する臓器すべてを対象とした診療科です。
新卒看護師や既卒看護師にも人気がある診療科の1つです。
今回の記事では、消化器の看護師の仕事内容について記事にしています。
これから消化器病棟で働くかどうか、転職しようかどうか迷っている方はぜひ参考してみてください。
消化器外科・内科の特徴


消化器外科と内科の違いは、手術をするかしないかの違いになります。
消化器疾患では癌と診断され手術目的で入院する患者さんも少なくありません。
そのため、外科的な治療で入院される患者さんや、術後に癌が広がらないように抗がん剤などを併用したりする方もいます。
そのため、病棟で手術前後の準備や、抗がん剤治療を行って治療をすすめていく事になります。
※病院によっては、病棟の看護師が直接抗がん剤治療を扱う場合もありますし、抗がん剤治療室で治療をする場合があります。
抗癌剤治療を繰り返し行うことにより、副作用が出現することがあります。その副作用に対するケアも行う必要もありますし、抗がん剤治療を余儀なく終了する場合もありターミナル(終末期医療)ケアに移行する場合もあります。病院によっても違うかと思いますが、ホスピス・ターミナル病棟へ移動することもあれば、消化器の病棟でそのままお見取りをするケースも少なくありません。
本人や家族の精神的ダメージは計り知れなものがありますが、看護師として本人や家族の心のケア=精神的ケアが重要になってきます。
癌だけではなく、消化管の臓器そのもののが炎症している場合もありますし、吐血や下血があり消化管から出血している場合もあります。腹痛などを主訴に来院されて検査したら、腸に穴があいていた(穿孔)というケースもあります。
基本的には検査や治療をして問題ない事を確認されるまで絶食となる場合が多いため、他の診療科に比べて、圧倒的に点滴の補液の数においては圧倒的に多数ある場合が多いです。
消化器病棟の看護師の仕事内容
検査入院から、診断~治療までのプロセスを消化器病棟で行う場合があります。
それらの診断から治療までの医師の補助業務が、消化器病棟の看護師の仕事になります。
消化器病棟の主な看護師の仕事内容として、内視鏡検査の介助、術前・術後の看護、抗がん剤治療の管理、経管栄養の管理、ターミナルケアの看護、癌性疼痛による麻薬の準備や投薬なども看護師が行う業務になります。比較的、他の診療科に比べて若い患者さんも多く、癌と向き合っていくケースも多々あります。そのため、心の看護(精神的ケア)が必要となる場面もあります。
抗癌剤に関しては、抗がん剤を投与するのは看護師となりますので、抗がん剤に関しての基礎的知識は必須になります。各病院によって、レジメンと呼ばれる投薬に関する順番など書いた手順書が用意されています。抗がん剤投与の副作用やその対処方法、血管外漏出した時への対応など理解しておくべき事が多数あります。
検査に関しては、上部・下部内視鏡検査の頻度も非常に高いと言えます。
病院によって、検査の介助は、内視鏡に配属される看護師だったり、病棟看護師だったり、外来の看護師だっり病院によって、どこが介助者となるかは異なります。直接介助にはいらないとしても、病棟看護師として内視鏡検査の準備・管理は必要となります。
吐血・下血で入院した場合は、輸血の投与なども業務としてあります。そのため、輸血の準備方法や副作用の管理についても学ぶ事は多いです。
疾患によっては、絶食(食事はできない。)で様子をみて、治療をしていくという流れになるので、他の診療科よりも点滴の「数」は非常に多いです。なので、補液の管理など大変と感じる看護師もいるようですが、基本的なルート確保(中心静脈ポート等もあり)、滴下の合わせ、など基本的な事も覚えられるというメリットがあります。
消化器内科と外科の違いは、手術をするかどうか、といった点で異なります。外科であれば術後管理の観察(バイタルサインや腹部所見)、ドレーンの管理なども理解していく必要があります。
消化器外科・内科病棟の看護師に求められる必要な知識や技術
幅広い知識や技術が必要になる診療科でもあります。
さきほど、紹介した内視鏡検査の介助や注意点、術前・術後の知識や管理、抗がん剤治療の管理や投薬、経管栄養の準備、ターミナルケアの看護、癌性疼痛による麻薬の準備など、基本的に覚えることは多数あります。
その他、経鼻胃管チューブから経管栄養を投与したり、イレウス管の管理、胃瘻の知識、人工肛門(ストーマ管理)、など多数の知識や技術などが必要になります。
若い患者さんが入院することも多く、自分の病気のことを良く勉強しています。そのため、患者さんも知識がある方が多く、看護師はそれ以上に勉強すべき領域の分野かなと個人的には思っています。
消化器病棟の看護師が感じる大変な業務は!?
急な状態を要する患者さんの場合、臨時手術や緊急内視鏡となる場面も多く、急変対応に追われる事があります。
そういった部分は他の診療科に比べて大変であると感じる事はあるかもしれません。しかし、そういった対応の場面でも、一つ一つ確実に患者のために何ができるかを考えて看護していく事で、看護師として成長できるとも思っています。
また、入院件数や手術件数の多い急性期病院の場合は、結構残業などもあり大変と感じる事もあるかもしれません。
入院が多いと、やはり時間がかかるのは入院案内やサマリーの入力業務ではないでしょうか。
消化器病棟の、残業時間は他の診療科と比べて、普通~やや多い。と思います。
消化器は色々覚える事はあって大変。と思う人もいるかもしれませんが、私は消化器病棟では基礎~応用まで多くの事を学べる場所だと思っていますので、積極的に色々な事を吸収したい。と考えている看護師にはオススメできる病棟だと思います。
消化器内科・外科の看護師の給料と残業について
消化器病棟に転職を考えている時に、給料や残業の事は気になりますよね?
結論からはなすと、相場としては、平均的な給料~やや高めの設定の病院が多いように感じます。
その理由としては、病棟看護師では忙しい業務も多く、定時で帰れることがなく残業も少なからずあるからです。
やや残業が多いため、高めの設定となってます。
消化器内科・外科を辞めた看護師の理由とは??
がん看護(ターミナルケア)が辛いと感じてやめた
がん看護やターミナルケアに興味をもつ看護師は多くいます。
ただ、ターミナルケアは苦痛を緩和するための医療なので、手術とか根本的な治療ではありません。
あくまで、本人が思う辛い。痛い。という苦痛を取り除く医療になります。そのため、痛みや辛いという事に対して、鎮静や麻薬を使って和らげていくという事がターミナルケアでは積極的に行われています。
家族との最後の過ごし方だったり、本人や家族をふくめて精神的ケアが中心となっていきます。そこにやりがい。を見出せる看護師もいますが、実際には対応していて辛い。と感じる看護師も正直少なくようです。
吐血、下血の対応に疲れを感じた!
消化器病棟ではなくても、吐血、下血といった症状を有する患者さんはいますが、その症状が圧倒的に多いのが、消化器病棟であると言えます。
予測できる患者さんの場合もいますが、大量の吐血・下血から出血性ショックになり急変となる場合もあり、緊急内視鏡や臨時手術を必要となる場合もありバタバタと忙しくなる事があります。
臨機応変に対応できる方や、急変対応にあたる事は全然怖くない。という方は、精神的ダメージは少ないかもしれませんが、それでも多くの看護師は、焦ってしまい対応におわれると疲れを感じることがあります。
私の知人は連日そういった患者さんをみて慣れないと言って辞めてしまっている方もいました。
消化器外科・内科のやりがいや向いている看護師とは??
以下、消化器内科・外科看護師に向いている方は以下のとおりです。何かしら消化器のことについて興味をもっていたり、勉強したい。という方にはおすすめの診療科です。
- 消化器の臓器の解剖を理解したい。
- 消化器疾患の事を深く学びたい。
- 点滴管理について詳しくなりたい。
- イレウスやストマ管理に強くなりたい。
- 終末期ケア(ターミナルケア)を学びたい。
- 麻薬や鎮静について詳しくなりたい。
- 化学療法や放射線治療に興味がある
- 術前・術後の看護を勉強したい
- 輸液の管理を勉強したい
- 内視鏡看護を理解したい
どの分野の診療科でもチームワークは大切ですが、消化器病棟もチームワークが求められます。
様々な分野の医療スタッフと情報を共有したり、自宅退院に向けた援助など多職種でのカンファレンスなども頻繁に行う事が多い傾向にあると言えます。そこに対してやりがいを感じる看護師は多いと感じています。
消化器疾患で入院される患者さんは、絶飲食と医師から説明される事もあり、食事を食べる事ができないストレスを感じている方も多くいます。そのため、少しでもストレスを軽減できるように配慮する関わりが求められます。
看護師として、少しでも、不安を取り除きたい。精神的ケアなどの配慮などが行える看護師の場合は、消化器病棟の看護師として向いていると言えるかと思います。
消化器外科・内科病棟に看護師が転職する前に考えておく事!



転職前に、一度考えておこう!
消化器病棟転職する前に考えていくべき事をお伝えします。
・幅広い知識が必要になるが、覚えたことは自分のスキルアップにつながる病棟!
・消化器の解剖整理で覚えたことは他の病棟に移動しても、看護師としての強みになる!
・給料は平均か、もしくはやや高い傾向にある病院が多い!
・ときには心のケアやターミナルケアが必要となる場合もあり、看護師として辛い場面に出会うこともある!
まとめ!
消化器外科や内科の診療科は、新卒者の看護師や既卒者の看護師、どちらにも人気が高い診療科の一つです。人気が高い病院も多く転職を希望しているけど、ライバルが多くて入職できなかった。という友人の看護師もいました。
また、これから消化器病棟で勤務したいと思っているけど、自分のスキルや経験値的に働けるだろうか?と不安にいる方もいるでしょう。そんなときは、看護師の転職サイトのアドバイザーに相談をしてみましょう。
自分の今までの経験だったり、スキルからマッチした消化器の病院をさがしてもらうこともできます。
一般的に公開されていない非公開求人などの転職サイトなども多数あるので、ライバルから一歩先をいきたい。早めに転職をしたい。と考えている看護師さんは、実際に連絡してみて確認してみることをお勧めします。